Node.js(サーバーサイドJavaScript)の学習

今回の製品開発のバックエンドにNode.jsを採用する方向で気持ちが定まってきた

この秋から取り組む予定の自社製品の開発のサーバーサイドの検討を色々と重ねていってる。Java on SpringBoot で組もうかとも考えたのだけど、SpringBoot は職場でよく利用するので意図的に自分から扱っていかなくても良いかなって思えるようになってきた。

JavaScript や TypeScript は前々から興味はあったので、今回は Node.js をサーバーサイドに利用する方向で構築しようと検討し始めてからまだ日は浅いけど、今回の学習でサーバーサイド JavaScript のエコシステムに関しての理解も深まったところで、いよいよ本腰を入れて Node.js でやってみるか!という気持ちになってきた。

先日参加した FLEXY さんのイベントではフロントサイドとサーバーサイドの開発言語を TypeScript に統一することで、認知負荷や学習負荷を下げることが大切という話があったけど、実際にそう感じるところはあると思う。Node.js with TypeScript でアプリ全体を構成できるとしたら、それが2023年の現状における最適な技術選定の1つだと思えた。

Node.js 関連書籍の書評

Node クックブック

Node クックブックは、結構古い書籍ということもあるし、内容が技術的なTips集みたいになっていて、情報の整理度合いとしてはイマイチで少々読みづらいと感じた。なので、後述するハンズオン Node.js を読むだけで、2023年の現在における Node.js の学習としては十分だと感じている。読み始めて、そんなことを感じてしまったので、大部分を読み飛ばしてしまった。

ハンズオン Node.js

ハンズオン Node.js は情報が端的にまとまっていて Node.js を用いたサーバーサイドの開発を始めるにあたって知るべき内容がまとまっているように感じた。具体的には、イベントループやマルチスレッド、イベントエミッターといった Node.js に関する基本的な仕組みの部分から、テストやデプロイ、パッケージマネジャーなどの開発プロセスからエコシステムに至るまで、幅広く学べるコンテンツとなっている。

ハンズオン Node.js を読むことで、サーバーサイド JavaScript を使った開発の流れ全体を想像できる良書だと感じたので、これから Node.js の開発を始める方にとっての道標になると感じたな。とてもオススメできる内容だと感じました。

Node.js の可能性を感じて

実際に JavaScript はウェブの開発技術としての確固たる地位を築いている言語なので、その拡張で技術に習熟していく流れを作れればウェブエンジニアのキャリアとしては決して悪いものにはならないと感じることができる。

非常に可能性を感じたので、今後自社の開発標準として取り上げる可能性がかなり高まってきている。実際に開発にあたってのエコシステムは十分成熟していると思えるし、Java などと比較しても遜色ないレベルで実現出来ることの幅は大きいと感じた。Express を用いた簡潔な API の作成、React を用いたフロントサイドの作成、システム全体としてのパフォーマンス面での高速性も相まって、今後業務アプリ開発における技術選定として、自社のメンバーを育成できるか試してみても良いと感じた。

時間は有限なので、何の技術に習熟していくかは、今後のキャリアに大きく影響するのでとても重要だよね。わたしは、もう一歩ウェブエンジニアとして踏み込んでいこうと思えたので、その方向で進んでいこうと思える。