マイクロサービスの学習|モノリスからマイクロサービスへ、モノリスを進化させる実践移行ガイド

WCANに参加しつつも、1日かけてモノリスからマイクロサービスへを読了

今日はWCAN mini Vol.3 ということで、名古屋国際会議場まで足を運びました。11時半くらいに到着するように現地に赴いてラウンジで2時間程読書していました。帰ってきてから更に2時間程読み込んで、今日1日でモノリスからマイクロサービスへを読了できました。

総ページ数は240ページと控えめだったので気軽に読めました。このくらいのボリュームの書籍が気持ち的に楽ですね。500ページを超える書籍は読むのに骨が折れますね。最後の方まで来るともう一歩という気持ちが働いて勢いが増しますが、500ページあるとその気持ちが中々出てこなくて時間がどうしてもかかってしまいますな。

モノリスからマイクロサービスへの書評

モノリスからマイクロサービスへはモノリスからマイクロサービスアーキテクチャに移行するための実践的な手法が記載された書籍ですが、その前段階で、マイクロサービスアーキテクチャについての具体的なことも色々と書かれていました。以前にマイクロサービスアーキテクチャという書籍も読んでいますが、もう内容は覚えていないですね。

内容としては、必要十分なマイクロサービス、移行を計画する、モノリスを分割する、データベースを分割する、成長の痛み、終わりにという構成でした。特に参考になったのは、1章の必要十分なマイクロサービスでは、マイクロサービスアーキテクチャに関する基本的な内容でおさらいができたのと、3章のモノリスを分割する、4章のデータベースを分割するの部分でのプラクティスとして、様々な手法を学ぶことができたので、実際にマイクロサービスへの移行案件などがあれば応用できそうなイメージを持つことができました。

特に、ストラングラーアプリケーションにおける段階的な移行計画については、マイクロサービスに限らずに実際に稼働しているサービスをリファクタリングする際には利用できるテクニックだと思いました。普通に考えると当たり前のことしか書いていないのですが、考え方を整理してもらえて助かりました。私のエンジニア人生において、マイクロサービスアーキテクチャを適用するようなお客様が中部地区で現れるかどうかはわかりませんが、その時に向けて温めておきたいと思います。

引き続きマイクロサービスアーキテクチャの学習を

さて、今日からはマイクロサービスアーキテクチャなどの設計手法に関する学習に入っていますが、次はマイクロフロントエンドという書籍を学習します。マイクロサービスアーキテクチャをフロントエンドに適用する手法についての書籍なので、非常に興味深くて楽しみですね。

ただ、この秋から開発する予定のサービスについては、モノリスで良いかもと思えました。マイクロサービスアーキテクチャを適用することで、堅牢性やパフォーマンスに優れたシステム構築が叶うかもしれませんが、データベースのスキーマが複数になると、インスタンス料金も倍々で膨らんでいくので、最初からは必要ないかなと思えました。最初は、ビジネスとして軌道に乗るまでの間は、モノリスでクイックに開発をして、PMFに成功してグロースの段階に入ったところで、マイクロサービスに順次移行するという考え方で良さそうです。明日以降も継続的に学んでいきたいと思います。