2024年9月で私は40歳。今後の人生の方針について。

こんにちは、フレアーズ合同会社、代表社員の山口です。私は、32歳で独立をしてから約7~8年間に渡ってソフトウェア開発の仕事を継続してきましたが、今後の方針について少し整理してみたいと思います。

マネジャーとして駆け抜けた30代を経て今、技術力不足に陥る

私は32歳の段階ではサラリーマンの一般職としてプログラマーの仕事をしていました。その頃は開発技術に今よりももっと精通していたと思いますが、フレアーズ合同会社という会社を作ってからの5年間は、ほとんど技術と向き合うことができていませんでした。メンバーのマネジメントの合間に自分自身でもできる設計・実装の作業をスキマ時間で対応していくのが精いっぱいな状況が続いていましたね。

当然ながら、この5年間で技術力は失われてしまいました。その対価として手に入れたものがマネジメントのスキルや感覚です。事業を進めていく上でマネジメントのスキルは必須なので、感覚的に成長できたとは思いますが、技術的に中途半端な感覚が否めないため、これ以上の成長が難しい状況にあると改めて感じています。

それでも、論理的に物事を捉えるスキルは独立当初と比べて天と地の差がある程成長しているので、物事の課題解決速度や思考速度は圧倒的に早くなりました。作業をしていても、物事を終わらせていく速度は圧倒的に早い自負があります。ただ、その速度も年齢と共に衰えていくと思うので、それだけを武器に今後生きていくことは難しいでしょう。

これから私は40代に突入をしますが、私なりの39歳最後の知恵を振り絞って、40代をどのように生きてゆくべきかを整理しました。

40代以降の生き方と4軸の方向性

今後は、下記の4軸の方向性で推進をしていきます。

  • 営業活動
    • セレクトティアのAWS認定パートナーとしてACEプログラムに参加をする。
    • 常時運用の必要がないビジネスマッチングを利用する。
  • SESと受託開発
    • 継続的な受託システム開発と受託Web制作の推進。
    • 業務改善やシステム開発等のコンサルティング支援。
  • 資格取得と学習
    • AWS認定等のクラウド関連資格を取得する。
    • AI等の新技術のキャッチアップする。
  • 自社製品開発
    • フレア音楽(製品名:音楽のある暮らし。)
    • フレア保育(製品名:AYUMI)

営業活動

AWSの認定パートナー

三重の経営者の先輩方を見ているとKintoneやSalesForceを担いでいる会社が圧倒的に多いですが、自社は他社のプロダクトを何も担いでいない状態でこれまで約7年間事業を推進してきました。今後は他社のパートナーになることも検討をしていきます。

私たちの会社はOSSを使った開発が得意なので、その流れでAWSの認定パートナーを取得することを現在考えています。認定条件の中でオポチュニティ登録の要件は既にクリアしているので、今私たちに必要なことは、認定資格を取ることですね。年末までに認定資格を取得して、晴れてAWSの認定パートナーになれるように進めていこうと思います。

AWSの認定パートナーになる目的は仕事を斡旋してもらえるACEプログラムです。2021年末からはビジネスマッチングを中心に取り組んできましたが、今後はパートナーとしての営業活動を強めていきたいと考えています。

静かなビジネスマッチングと広告の活用

継続的な挙手の運用が必要なビジネスマッチングは全て解約しました。今後は、紹介をベースに、スポットで対応が進められるものに限定してビジネスマッチングの利用を進めていきます。それらと合わせて、Google広告などのオンライン広告を使って、お客様から来ていただける状況を整えていきます。自分自身の思考時間を何に使うかが重要なので、日々の運用が必要な活動の一切をやめる想定です。

ビジネスマッチングも既に数社解約をしましたが、それによって得られるのは自由で静かな時間ができるということです。それらの時間を使って日々の開発に取り組むことができれば、想像以上の生産性を発揮できる自分と出会うことができます。今までマネジメントに費やしていた思考リソースを開発に割ける状態になると、驚くべき自分自身のパフォーマンスを知るきっかけになります。今後、集客に時間は割きません。目の前のお客様を大切にしていきたいと考えています。

SESと受託開発

現状でSESと受託開発を継続してますので、今後も継続をします。引き合いをいただける限り、どこまでも前のめりに対応を続けたいと思います。技術的には、ReactやTypeScriptを使った開発が最近は中心ですので、直近はその方向性で考えています。

資格取得と学習

営業や開発と並行して、資格の取得を考えています。資格というのは、AWSの認定資格を更に取得していく予定です。また、情報処理技術者試験や技術士などの国家資格についても最近ご無沙汰になっているので、このタイミングで取得を図ろうと考えています。

35歳からの5年間は会社や開発のマネジメントに時間を投入してきた手前、技術力や知識量が低下しているので、このタイミングで自分を再教育して今後より良い状況に向けて自分の能力を打ち直す予定です。学習期間は3年程を考えています。

  • 技術士と情報処理技術者試験
  • AWS認定資格
  • その他のクラウド関連資格

自社製品開発

自社製品開発はクライアントワークに余裕がある時に対応する予定です。また、補助金の申請は継続的に行っていく予定なので、直近3年~5年くらいの期間は、補助金が取れた際にだけ継続しようと考えています。

  • フレア音楽(音楽のある暮らし。α版(2024年8月))
  • フレア保育(AYUMI)

リスキリングとその先にあるものは

年齢を重ねるとともに開発の仕事は体力的に厳しくなっていく気がするので、製品やサービスを開発して、それらが利益を生んでいる状態にしていかなければならないと、中長期では考えています。

ですが、まずは自分自身の能力を高めることを再度やっていきます。いわゆるリスキリングと言うやつです。時代の変化と共に、30代までの私の能力だけでは、この先長期的に活躍していくことは難しいのではないかと感じているため、40代前半の時間を学習に集中的に投下して、スキルの精錬に時間を割きます。

私自身は、営業やコンサルではなく、技術者だなと感じることが多いのでその直感に従って動こうと思います。これからの時代、物事の中身を分析できたり、改修したり新規に作ったりできるスキルは、より重宝される時代に突入をしていくと思います。技術者として生き残れるかどうかをかけて、40代の前半は過ごしていきたいと思いますね。

私は他の人にない精神的な特徴を1つ抱えているので、皆さんも、そのような自分自身の特性に合った生き方ができるように、今後も頑張っていってください。