正直な気持ちを打ち明けたら真直ぐ応えてくれた

私は先日こちらの記事でチームを清算したいという想いを綴った。

チーム清算という結論から始まった思索

チームを清算したい理由は、個人開発や資格取得など、将来に繋がる活動に集中したいため。その理由は、何か世の中の役に立ちたいとか、自分にしかできないことを成し遂げたいという自分自身のエゴだ。そんな気持ちを真直ぐ松井さんに伝えてみたら、意外とまっすぐに受け止めてくれたし、会話の中で第三の選択肢が見つかった。

私が本来実現したいことは「チームの清算」ではなく、「個人開発や資格取得のために精神的な自由を担保すること」。私の会社であるフレアーズ合同会社という会社はとても小さな会社だ。とても小さな会社だけど、そんな会社を支えるための重圧に、私自身社長として、頑張り続けているという状態が重いと正直に打ち明けた。

その会社を支える負荷を少しでも私から奪ってもらえれば、私は個人開発や資格取得に今よりも集中できる状態が整うし、そんな状態を実現できると夢のようだということを真摯に説明した。つまりは、会社を支えるための売上を得るための営業活動の負荷、営業負荷を分担できると助かるし、営業に対して前向きに取り組んだ上で、少しでも営業のことを理解し、私にでも何とかできるかもという実感を持ってもらうところが、次の最初のステップだという話もした。最終的には、松井さんがいることで、会社の維持が楽になっているという状態が作れれば、私は個人開発や資格の学習に集中ができるという話をした。

私自身が一人で抱えていた課題を打ち明けて理解してもらうことができるように全力で約1時間半説明を続けたし、途中様々な結論の可能性を模索しながらの議論となったので、概ねの可能性は潰せたと思うし、その上で、今回導いた結論が最良の答えだという共通認識が作れたと思う。

松井さんを取り巻く自社の利害

松井さんが自社に居てくれることによる利害も議論の中で整理をした。

  • 松井さんがいることで日々の仕事の大部分をさばいてくれることで、私の時間的な余裕が生まれていること
  • フレアーズという会社の営業資産としてのパートナー企業からの依頼が年間で300~500万円継続してあること
  • 保守が必要なお客様が存在し、継続的なサポートが必要で、そこにある程度の工数が見込まれること
  • 会社の益を出すために、私の営業活動に一意に依存し、精神的負荷が重かったこと

足りないのは、金銭的余裕の担保だけであって、その責務を一意に私が背負っていることが問題なのであって、その負荷を分担することを松井さんは約束してくれた。

お互いを理解し、負担を分担できるのが真のチーム

チームを解散することは、最適な解ではない。

最適解は、協力しつつも、将来への投資活動に私自身が時間的にも精神的にも集中できる状態を作り、実際に創作活動に精を出すことを実現する上で、松井さんがその時間的・精神的負荷を負担してくれることだった。

そんな会話ができたので、チームの解散は一旦取りやめることにした。ただ、本当にうまくいくかどうかはわからないので、松井さんがどう動いて、どんな結果を残すかは、現状で未知数だ。だからこそ、5月6月と直近数カ月で試してみることになった。少なくとも、松井さんは自社から別れること自体を肯定しているわけでも否定しているわけでもなく、その責務を私に委ねる選択を選んだので、私なりに1時間半会話しながら必死にひねり出した結論が上記の内容だ。この結論を信じて、一旦は挑戦してみようとお互いの決意を固めた。

実質うちの会社は松井さんと私の二人のアラフォーのエンジニアチームなので、二人でうまくやれると思えればそれで良いからな。松井さんとの付き合いももうすぐ3年だけど、3年を目前にして、結構深い話ができたと思っているので、この信頼関係を大事にして、次のステップに進めると良いなと今は単純にそう考えている。

真のチームに昇華できるか、これまでの延長戦上で利害関係として解散の道を歩むかは、お互いの心持の在り方と取り組みの結果次第。どういう結論になっても、その結論を受け入れる覚悟はできている。お互いにとって、最良な未来を得られるように、今日から少しずつだけどお互いの生活を変えていこうと思えた。