心から嬉しいお客様からのリピート依頼

今日は嬉しいことがあった

自社は集客をスムーズにするために「発注ナビ」というビジネスマッチングサービスを利用している。具体的には、月額費用をお支払いすることによって、毎月約300件の案件を紹介していただき、その中から自社に合ったものを選んでお客様数社と繋いでもらえるというサービスだ。

4月に対応をした大阪の訪問介護事業所であるこうのとり様が、発注ナビさんからの発注者インタビューに応じていただけるということになったため、自社も受注者側として打ち合わせに参加をさせていただくことになった。具体的なインタビューの内容はまた記事が完成した時に読んでいただけると幸いだ。

私自身も、いくら学びがあったので、その振り返りを今日はここに書き記そうと思う。

IT業界に渦巻く情報格差という闇

ITは専門技術だ。専門技術だから、詳しい人にしかわからない世界だと思う。IT事業者とお客様事業者の間には完全なる情報格差があって、IT事業者の方が有利に商談を進めることができるのは一般的な話だ。その傾向は、地方の中小企業を相手とするITの商談になると顕著になる。ITが苦手な方が少なくなくて、IT化が進んでいない現場が地方には多く存在している。そんなお客様に対して情報格差を用いて高額にサービスを提供しようとする業者がすごく多かった時代は確かにある。つまり、ぼったくりの悪徳業者がIT業界にあふれていた時代は確かにある。

そんな時代の流れもIT技術のコモディティ化が進んで、単価低減に伴って、ITは儲からないと判断する方が増えることに伴って、IT技術に対して真摯な態度で向き合い続けている業者以外が漏れなく業界から退場する流れになっていると思う。だから、昔ほどもうからなくなった現在のIT業界に、今でも残っている業者は新人か本当にIT技術が好きで向き合い続けている業者のどちらかが多くなっているのが現状だと思う。

嚙砕いた説明でお客様の信頼を得る

その流れの中で、私が意識していることは、昔の悪徳業者のように、情報格差を用いて高額な単価で契約を取り付けようとする業者もまだまだ存在する中で、お客様との情報格差がなくなるように真摯に情報を伝えた上で、何に対する金額なのか、どういう付加価値に対してお金を払ってもらっているのかをちゃんと説明した上で、お客様が十分に判断ができる条件を整えてあげることが重要だと考えている。

実際に、上記を踏まえた話をすることで、お客様から噛砕いた説明をしてもらえた。腹落ちしたというようなニュアンスの感謝をいただけたのが今日の発注者インタビューでの一番嬉しいことだ。自分自身がこだわっているポイントだけに、とても嬉しい感謝の言葉に聞こえた。今回、2月頃に契約へと至ったマッチングサイト制作案件だけど、結果的には、リピートの依頼を今日頂いて、新たにサイトを作りたいとの一言を引き出すことができた。

純粋にすごく嬉しい気持ちになった。私自身、6年間事業をやってきているけど、リピートをいただけているお客様はそんなに多くはない。実際にお客様の満足度的に、かなりうまく対応ができたと思える案件はそんなに多くはないのが現実だ。それでも、お客様の満足を満たすことで、お客様の期待以上の仕事ができると、次の仕事に繋がるということは深く理解ができたと思う。

地方企業のためのIT

次の仕事の相談を受ける日程調整のメールを先ほど送ったので、その返事を待とうと思う。今回のケースを活かして、これからはもっと多くのお客様に満足していただけるような対応をしていきたいと心からそう思う。

私自身、決して技術力があるわけでもないし、デザイン力があるわけでもない。営業力があるわけでもない。力では遠く及ばない地方の小さな会社でしかないけれど、そんな私たちにもできることがあると感じさせてくれる出来事が今日起きたと思う。

自分を慕って支えてくれる数少ないメンバーと共に、これから出会うであろうお客様に向けて、出来る限りのサービスを提供したいと心からそう思うし、コンサルタントとして、お客様企業の力となれるように、誠心誠意、全力を尽くしていかないとなと思える。今日はそんな前向きな気持ちで一日を終えることができた。地方での挑戦はまだまだ続きそうだけど、負けないように、誠実な姿勢を貫いて、努力を続けようと思う。