始動、製品開発

自社の製品開発状況

自社の製品としては、2021年の1月にローンチをした「採用サイトリクデジ」というものが存在する。

だけど、この製品は失敗だった。補助金を使ってモーショングラフィックスの動画まで創って打ち出した製品だったけど、肝心の市場がなかったため、ほとんど売れることなく時間だけが過ぎ去ってしまった。実際に売れたものとしては、実績作りのために無償提供したものに限る状態のまま頓挫してしまった。

製品開発を行うために時間を作るための施策

営業負荷低減

自社の製品開発の状況は上記のような状態で思わしくない状況だったのだけど、先日以下の2つの連投記事に書いた通り、営業オペレーション自体を松井さんに引き継ぐ形で自社の形を再構築しようとしている。

実際に松井さんに、発注ナビの運用を引き継いだところなので、毎日自分自身が対応すべき挙手の作業は既に引継ぎが終わっていて、お客様との商談進行と見積作成までは松井さんに任せる想定で調整した。私が関わるのは、見積書の作成とクロージングや契約の工程のみと、重要な部分だけ手綱を握って極力負荷を落とす方向で調整したところだ。

開発リソース確保

その上で、過去に勤めていた会社の同僚を頼って、開発リソースとして協力してもらうことで、開発速度を上げるための施策を走らせることにした。開発の大部分は自分自身で進めていく想定ではあるのだけれど、保守要員はどうしても必要だ。だから、保守を任せられるように担当を育成する必要性もあって、共同で開発する形にしようと考えたので、開発時から一緒に入ってもらえるように調整をしたところだ。

私自身も普段はSESに入っているので、リソースとしては0.5人月程度を想定している。多くて月80時間。開発仲間も0.5人月の想定で約15万円の想定だ。この15万円を開発速度のブーストにする形で、今後約半年間をかけて新製品の開発に乗り出すことに決めた。

製品開発予定

製品の内容

今回、製品として音楽教室の業務管理アプリを作ることにした。競合アプリのうち、最も売れているものは無料の範疇で2020年にスタートして、2023年現在で約2000教室を押さえている様子だった。日本における音楽教室の総数は約2万件。学習塾は約5万件だ。他にも教室はあるかもしれないし、それら教室の運営に欠かせないアプリを作るために開発に取り掛かることにした。

技術に関する考え方

技術スタックとしては、サーバーサイドに PHP Laravel を使用し、エックスサーバーを利用することでコストを大幅に落とすと同時に、PHPによる開発速度の向上を狙う。フロントサイドは NextJS(React)による、ウェブアプリとして実装し、それをウェブビューでスマホアプリとして扱えるようにする予定だ。この構成にすることによって、ウェブアプリとして動くものをメンテするだけでスマホアプリとしても動作ができるような状態を作る想定にしている。

実際に多く利用されるようになってきた結果として、最終的にリプログラミングできるくらいの予算が確保できるようになったら、クラウド基盤を用いて本格的なシステムとしてリニューアルしても良いと思っているが、それは最初のタイミングでは不要だ。最初のタイミングでは、MVP開発として、動くものを作って検証することが大切なので、プログラムの開発速度を重視した構成と開発体制で、実装を進めていく予定にしている。

目標

当初は1000ユーザーの獲得を目標に動く予定だ。1000ユーザーの有料課金ユーザーが集まれば、それだけで生計を立てられるようになる想定なので、更なる開発に時間を割けるようになっていく想定だ。そうなれば、プロダクトによる利益でプロダクト開発の時間を捻出できるようになる想定なので、その状態が得られるまでは、生活費を稼ぐための業務と並行して進めていく必要がある。

今回開発予定のアプリが自社製品第2号にはなる予定なのだが、その次は学校教育現場で利用されるアプリを作る予定なので、そこまで何とかして前進していく予定でいる。開発に時間を割ける状態を作った今、私の前身を邪魔するものは何もない。

やまぐち音楽教室を活かした開発を

次に、妻が運営しているやまぐち音楽教室で実際に利用してもらうことで、開発へのフィードバックを得る予定にしている。これにより、製品の品質はより良いものへと昇華できるはずだし、実際に音楽教室を運営している先生としての妻からのフィードバックに耐えうる製品とすることで、本当に使える製品を開発できるはずだ。

更には私自身の音大のネットワークを使って、当アプリの販売協力を仰ぐ予定にしているので、実際に手に取れるものができたら、学生時代(芸大時代)の友人や先生方を頼ってみたいと思っている。真剣に良いものを作って、自分の過去の音大の人脈を駆使して販売網を作り上げようと思っているところだ。

キックオフに向けて

まずは、音楽教室である妻のニーズを満たす製品を作ることが先決なので、その想定で協力者と二人三脚で開発を進めていこうと思う。4月20日(土)にキックオフの予定を入れたので、ブレストから始めて、機能一覧を作るところまで進める予定だ。そこから約半年でローンチまでもっていく予定だけど、スムーズに開発が進められるかどうかは自分達の力量次第なところではある。

今回はiPhoneアプリの開発も行うので、MacBookProを2台新調して、私と開発担当メンバーに回す想定にしている。私自身、これまでWindowsのデスクトップを使って開発を続けてきていたけど、これからは、MacBookに切り替える想定にしている。必要な開発環境を整えて、新たな一歩を踏み出すための準備をしようと思える。その上でまずは、競合研究も大事だし、妻へのヒアリングなどを進めていきたいところだ。

開発者としての一歩を踏み出して、最高の自社製品を作るぞ。